まろほよぶろぐ

うつ病で休職した経験を綴っているブログ。飼っている猫の「まろ」と「ノア」のこと、本業の薬剤師のお仕事のことも書いています。

うつ病患も障害者手帳を申請できる!メリット・デメリットとは?

先日保健所に行き、「精神障害者保健福祉手帳」の交付を申請してきました。

 

いわゆる「障害者手帳」というもので、これを持つことで税制の控除を受けられたり割引などの優遇措置を行ってもらえたり…とハンデを持って日常生活を送っている人にとっては大変有り難いものなのです(^^)/

 

今回は、私が障害者手帳を申請した時のことについてまとめてみました(*'▽')

 

手帳の申請に必要な条件


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まず、精神障害者保健福祉手帳を申請するには必要な条件があります。

①うつ病、双極性障害、統合失調症など精神疾患にかかっていること

②初診から6ヶ月以上経っていること

 

→私は2018年10月にうつ病と診断され、2019年7月に障害者手帳を申請してきました

このように、うつ病と診断されてから半年経てば障害者手帳の申請ができます^^

 

手帳の申請をためらっていた理由


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私自身、障害者手帳の存在自体は知っていたのですが、障害者手帳の申請にためらってしまい、うつ病と診断されてから9ヶ月も経過してしまいました(^^;

 

「もう復職して5ヶ月も経って、一応生活も送れている私がこれを申請してもいいのだろうか…」

「もっと辛い思いをしている人がこれを利用しているのに…」

と、結構悩んでしまいました(*_*)

 

しかし、復職できたものの、たまに現れるパニック発作やイライラ、不安感から日常生活に支障を来し、以前のようには生活することが難しい状況は続いていたのです。

 

※復職してから数か月はパニック発作がしんどくて週2、3しか働けませんでした(*_*)パニック発作とは?また、その対処法などもこちらの記事で紹介しています。

 

利用できる制度は利用していこう

当たり前ですが、支援や制度を利用するのに遠慮する必要はありません

 

うつ病になって辛い、苦しい状況が続いている人はもちろん、現在も通院しているのであれば利用できる制度です。

 

うつ病患者さんを始めとした精神疾患を持つ方に、障害者手帳を申請すべきだと強くお勧めしたいです(^^)/

 

障害者手帳を申請しよう!と後押しをしてもらった記事がコチラ↓

障害者手帳を申請するまでの流れや、交付後に受けられる措置なども細かく書かれています^^

30neet.info

 

手帳を持つことのメリット


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障害者手帳を持つことによるメリットは多々あります。

 

ここでは、特に有り難い!と感じたことを抜粋して紹介します(^^)/

 

コープの宅配料が無料

週に1回生鮮食品や冷凍食品などを宅配してくれる「コープあいち」を利用しているのですが、毎回宅配料が発生します。

 

近くにスーパーがなかったり、買い物に行く時間がなかったり、普段見ないような商品を購入することができたりとコープを利用するのには様々なメリットがあるので、一人暮らしを始めてからずーっとお世話になっています(´▽`)

 

このコープの宅配料が、障害者手帳を提示することで無料になります。

 

公共交通機関の割引

交通機関各社によりますが、運賃の割引が適用されます。

私が住んでいる地域では、市バスや地下鉄の運賃が半額になるので、交通費をあまり気にせずに外出することができます(´;ω;`)有り難い…

 

休職中はお金が減るのが不安で、外出を控えていた時期もありました(^^;

この制度がもう少し早い段階で申請出来ていたらなぁと思わずにはいられません…。

 

所得税や住民税など税制の免除・減額

まだ時期的に控除や減額の申請を行っていないので実感は沸きませんが(会社員や公務員は年末調整にて障害者控除を行うそうです)、所得税や住民税などの減額は大きなメリットになるのではないかと期待しています。

 

毎月給料から引かれていく税金…この負担が少しでも減るのは嬉しいですね( ;∀;)

 

映画館のチケット代や施設の入園料の割引

映画館のチケット代大人1800円→1000円に割引になります。

 

施設によって異なりますが、介護者(同行する人)2名まで1000円で映画を見られるので、ご家族やカップル、お友達でお得に映画を楽しむことができます^^

これもまた外出の機会が増えれば嬉しいですね。

 

また、水族館や動物園も入館料が割引になる場合があります。

無料になるところもあるので、事前にHPで確認したり、チケットを購入する際に窓口で尋ねるといいでしょう^^

 

手帳を持つことのデメリット

障害者手帳を持つことでデメリットだなぁ…と感じたことはまだないのですが、使いにくいなぁと感じそうな場面があります(^^;

 

障害者手帳を提示するのがイヤになる可能性も…

障害者手帳を交付されてからまだ2週間しか経っていないホヤホヤの新人なので(?)、障害者手帳を提示する機会がまだないのですが、危惧していることはあります。

 


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このように手帳の表紙には「障害者手帳」と記載されているため、これを利用して施設の割引を利用しようとすると、珍しそうな顔をされる可能性があります。

 

精神障害者は一見健康そうに見えるので、(障害者に見えないけど…?)って思っているんだろうなぁと悟ったり、うんざりしてしまうことがあるかもしれません。

 

 

また、あまり「障害者割引」が利用されていない場所で障害者手帳を提示したときに、受付がスムーズにいかないことも心配です。

これらがストレスになってしまい、利用できる場所でも障害者手帳を提示しなくなってしまうのはとても悲しいですよね(´;ω;`)

ぜひ、障害者手帳の存在を多くの方に周知してもらいたいところです。

 

最後に


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障害者手帳を申請し、交付してもらうまでに最低でも2回保健所や役所に行く必要があります。(意外と面倒^^;;)

保健所が家の近くにあればいいのですが、電車やバスに乗って向かうようであれば体力や精神的に負担がかかることも考えられます。

 

申請時には何が必要になるのか、ネットで確認したり、保健所の窓口へ電話して確認すると安心です(^^)/

 

ぜひ、遠慮せずに、早い段階で、障害者手帳を申請しておきましょう♪

 

 

※私が飲んだことのある抗うつ薬についてまとめた記事です。イフェクサー、ベルソムラの効果、副作用も書いています(^^)/

 

 

まろほよぶろぐを読んでくださって、ありがとうございますm(__)m