主婦湿疹は皮膚科で診てもらうのが一番!その理由とは?
毎年冬になると手の乾燥がひどくてアカギレになってしまい、水仕事をするのも辛かったのですが、今年は更に手が荒れてしまいましたorz
手の指を中心に強い痒みで夜中も掻いてしまい不眠に…というひどい状況が何週間も続いてしまいました(T_T)
今回は、この手指の痒みの原因である「主婦湿疹」の治療法について、お伝えしていきます(^^)/
主婦湿疹とは?
主婦や水仕事の多い方になりやすいために「主婦湿疹」と言われる手湿疹。これは、水や洗剤によって皮膚の表面のバリア機能が低下したために起こる湿疹で、いわゆる手荒れです。
主婦湿疹には以下のような症状があります。
・強い痒み
・水疱
・皮膚の乾燥
この中でも私は特に皮膚の強い痒みに悩まされ、夜中も無意識に皮膚を掻いてしまい、一向に主婦湿疹は治りませんでした。
↑ほよよの手です。指先の乾燥と痒みがひどく、アカギレまみれでした(*_*)
皮膚科に受診してみた
何週間も主婦湿疹に悩まされ、指もアカギレがひどく、仕事も家事にも支障が出るようになったため、ようやく重い腰を上げて皮膚科に受診することにしました(^^;
皮膚科では、主婦湿疹の状況を見てもらい、先生から生活上でのアドバイスと薬を処方していただきました。
先生からの生活アドバイス
薬による治療ももちろん必要ですが、生活指導も治療には欠かせません。これは主婦湿疹に限らず、どんな病気にも当てはまることです(*’▽’)
水や洗剤を避けるためにゴム手袋を使って洗い物をする方も多いのですが、そのゴム自体でも手が荒れてしまうこともあります。そのため、ゴム手袋の下に綿の手袋をしておくといいそうです(^^)
あとは、寝る時には加湿器をつけること、綿の手袋をつけて保湿をするのも効果的でしょう。
処方された薬
皮膚科で処方されたのは、塗り薬2種類と飲み薬1種類でした。
・クロベタゾールプロピオン酸エステル軟膏…①
・メサデルム軟膏+亜鉛華単軟膏のMIX…②
・エバスチン錠5mg朝夕食後に1錠ずつ
先生からは①→②の順番で塗るように言われ、良くなってきたら②だけにしていいよと言われました。
ステロイドの塗り薬は炎症を抑える効果があるため、皮膚の赤みや痒みがあるときに使用します。
亜鉛華単軟膏も抗炎症効果・皮膚の保護効果があります^^
早速もらった当日から塗り薬を使い始めたところ、1~2日で劇的に症状が改善!
周囲からも回復の早さに驚かれ、5日後にはほぼ完治と言えるほどになりました(;_;)
適切な薬剤を選択して正しい使い方をすれば、ガンコな主婦湿疹も治るんだなぁ…としみじみ(;_;)
この経験から、主婦湿疹になったら早めに病院に行ってちゃんと治療しよう、と心に決めたのでした(^^;
ちなみにエバスチンは抗アレルギー薬で、鼻水や皮膚の痒みなどのアレルギ―反応に対して効果がありますが、同時に眠気も出やすい作用があります。うつ病で朝起きられない日々の私は、ひどく痒みがある時にだけ飲むようにしていました。
【解説】外用ステロイド剤について
蕁麻疹といった皮膚の痒み・炎症に対して処方されるステロイドの塗り薬ですが、塗る場所によってステロイドの種類は使い分けされています。
今回私に処方されたステロイドの塗り薬は、5段階中1番強いクラスのものと、3番目に強いクラスのものでした。
なぜ、今回強めのステロイドの塗り薬が出たのかというと、
- 手や足などは皮膚が厚く、薬剤が吸収されにくいため
- 症状が長引いていて悪化しており、炎症も強かったため
これらが理由です。
何でも長引かせるのは良くないですね、早めに治療するに越したことはありません(^^;
また、逆に言うと、何でもかんでも強いステロイドの塗り薬を使ってしまうと、副作用が出やすくなってしまいます。薬剤が吸収されやすい部位(顔、脇、陰部)だと尚更です。
そういった部位には少し強さを抑えたステロイドの塗り薬を使うようにしましょう。子供も皮膚が薄いので同じように強さを抑える必要があります。
塗り薬にも副作用は少なからずある
ステロイドの飲み薬とは違い、塗り薬は全身には効果がなく、塗った部分にしか効果はありません。
そのため、高用量・長期間の飲み薬で起こる可能性のある全身性の副作用も、塗り薬ではほぼ起きないので、安心して使ってもらいたい薬です^^
しかし、安心だからと言って不用意に使っていいわけではありません。
正しくない使い方をすることで塗り薬にも副作用(皮膚が薄くなる、血管が浮き出て見えるなど)を起こしてしまう危険があります。
不適切にステロイドの塗り薬が使われるケースは様々です。
「前に病院にかかった時の薬が残っているから使っちゃおう」とか
「これを使ってよく効いたから○○さんにもあげる」とか(←これ、ご高齢の方に多くて、眠剤や湿布でもありました泣)
その部位に使うために処方された薬は、それ以外に使わないようにしましょう。そして、他の人に薬をあげるのもやめましょう(^^;
参考サイト
主婦湿疹を治すために大切なこと
主婦湿疹を治すためには、皮膚科に受診して適切な治療を施してもらうことが重要だということを痛感しました( ゚Д゚)
薬をもらったらサボらずにしっかり治療に専念しましょう(^^)/
もう一つ大切なことは、日頃から手荒れ予防を意識することです。
どんな病気でも予防は重要ですが、アカギレや主婦湿疹などの皮膚病は特段予防が重要になります。
そもそも正常な皮膚に戻るまでに時間がかかりますし、その間に別の部位も悪化してしまうという負のスパイラルにはまってしまいます。
主婦湿疹の予防として今後行っていきたいことです。
・洗剤を直接手で触らないようにゴム手袋(+中に綿の手袋を着用するとより効果的)を使用
・手を洗ったあとは保湿剤を使用し、肌から水分が逃げないように保護する
乾燥しやすい冬はもちろん、肌の弱い方は通年意識するといいかもしれませんね(^^)/
折角手がキレイになったので、主婦湿疹を再発しないように予防に努めていきます!
参考サイト
まろほよぶろぐを読んでくださって、ありがとうございますm(__)m